2025年9月2日のTBS系列「マツコの知らない世界」では干物を特集していたので、ご紹介します。
マツコの知らない世界で紹介!干物

今日のマツコの知らない世界は干物を特集!
のどぐろ・キンキ・大トロと季節を問わずに食べられるお取り寄せも可能な超美味しい魚からアレンジレシピまで!マツコさんも悶絶した絶品の干物について その特徴とお取り寄せについて調査してみました。
日本最高峰の干物
伝統と最新技術が融合!
一昔前まで旬の魚は脂がのりすぎていて傷みやすいため干物にしづらかったのですが、今は乾燥や冷凍技術が進んだため脂がのっていても干物にできるため季節問わず旬の魚を干物にできるようになりました。
西秀商店の干物
西秀商店は日本中の海産物が取引される豊洲市場の一角にある卸業者さん。
西秀商店さんの美味しさの秘密は
①素材に負荷をかけない繊細な捌き
魚捌きは今も昔も変わらず手作業。
魚種ごとに負荷をかけない手捌きを使い分けています。
さらに臭みが出ないように内蔵は残さずに処理。
歯ブラシでこすり身に張り付いた内蔵も丁寧に剥がされています。
②最新技術の血抜き
最新機器である「水ジェッター」を魚の血管に注射し、水で血を押し出します。
血は酸化しやすく臭みの原因となってしまうため1匹1匹 手作業で血抜きをされています。
そこから塩水に1時間ほど漬け、数時間かけて乾燥させることで干物が完成します。

試食したマツコさんも
「これはすごいよ」
「食う前から分かるわ」
「やばいわ、これ」
「うんまっ!今まで食べた中で一番うまい」
「大根とか醤油とかかけたら もったいない」
と絶賛されていました。
西秀商店の干物
紀伊国屋
クイーンズ伊勢丹で販売
吉池 本店
干物研究家・うすいさんが特に注目しているというのが御徒町にある吉池 本店。
吉池 本店さんは全国の美味しい干物が揃う まさにお魚のデパートなのだとか!

ちなみに うすいさんいわく美味しい干物を置くスーパーの見分け方は、干物コーナーのライトが少し薄暗くなっていること。
干物コーナーはライトが強く辺りすぎていると劣化につながるため少し薄暗い方がいいのだそうです。
吉池 本店
➡公式サイト
全国の名店が集結!概念が変わる進化系4選
独自の干物で勝負する全国干物屋さん
小田原屋
静岡県沼津市は干物づくりの聖地。
その沼津を代表するお店が沼津駅から徒歩2分のところにある小田原屋です。
小田原屋さんは元々小田原にあって沼津に移転されています。
初代の飯沼佐太郎さんは1917年に小田原から沼津(下河原の入町)に移り住み、開き加工「小田原方式」を開始したと言われています。
小田原屋
➡公式サイト
干物屋ふじま
干物の激戦区である静岡県の熱海市にある名店・干物屋ふじまの店主がハイパー干物クリエイターの藤間さんです。
干物屋ふじまさんは天日で魚を干していますが、日本酒を使用した塩水に漬け込んだり、魚醤をぬることで より旨味を引き出して美味しくしているのが特徴。
メバチマグロ大トロ天日干しは表面を早めに乾かし余分な水分を飛ばすことによって脂をも維持しています。
干物屋ふじま
※予約販売(約1年待ち)
➡公式サイト
アタラシイヒモノ
神奈川県・真鶴町にあるアタラシイヒモノは新感覚の干物と話題になっている名店です。
魚焼きグリルを使わずフライパンとオーブンで調理できる洋風干物を開発。
サバの干物をスペイン風にリデザインしたサバチョリソーや、
サバのみりん干しを黒七味によって味をシメるサバ黒七味、
定番のアジの干物にハーブの清涼感とガーリックの旨味をプラスしたアジ ハーブ&ガーリック、
究極のお酒のお供の銀鮭 ハラスチョリソーなど洋風の干物がラインナップされています。
フライパンとオーブンで簡単に調理が可能なのも魅力!
アタラシイヒモノ
サバ黒七味
(540円)
サバチョリソー
(540円)
アジ ハーブ&ガーリック
(540円)
銀鮭 ハラスチョリソー
(486円)
➡公式サイト
北田水産 築地魚河岸店
北田水産 築地魚河岸店は鮭・タラ・いくらなど極上の北洋魚に特化した干物などを販売されている名店です。
北田水産 築地魚河岸店
➡公式サイト
絶品生ハム風干物!富山県の進化系干物屋さん3選
いま1番勢いのある新たな聖地は富山県!
6000年の歴史上初めての製法である生ハム風干物は焼かない干物です。
愛場商店
朝日町にある海洋深層水と自家製魚醤で仕上げる愛場商店は、
地元 朝日町で獲れた新鮮な海の幸を短時間で浅干しすることで生食もできる干物に仕上げられています。
\愛場商店さんはふるさと納税にも登場しています/
愛場商店
天然ガンドぶりの炙り生ハム
※予約販売 4月以降予定
肝付きスルメイカ一夜干し
※予約販売 3月以降予定
➡公式サイト
柿太水産
氷見市にある柿太水産は一子相伝のイワシを極上にする技をもつ創業1850年の老舗干物屋さん。
樽の中に塩(能登産)・米糠・米麹・唐辛子・山椒などでイワシを漬け込み半年間熟成させて出来るのがこんかいわしです。
ピリ辛で発酵の酸味があり、生はお酒のお供にピッタリ!
炙ってもいただけます。
炙って白米に乗せる「炙り白米乗せ」は白米の甘みとこんかいわしのしょっぱさがクセになる逸品です。

かなりしょっぱいので一切れでご飯一膳いけちゃいます。
柿太水産
こんかいわし
※9月中旬〜販売予定 数に限りがあります
➡公式サイト
つりや ひみ番屋街店
日本有数の漁師町・氷見市にあるつりや ひみ番屋街店はお酒との相性を徹底追求した富山のビジュアルリーダー!
天然のいけすと称され海産物が豊富にとれる富山湾沿岸に位置し、
春にはイワシ、夏にはマグロ、秋〜冬にかけてはブリなどが水揚げされる漁獲量が富山県トップレベルの氷見市
そんな氷見市に お店をかまえるつりやさんは採れたての魚をなるべく早く処理・塩漬けし鮮度の良い状態で干すのがこだわり。
つりやさんの生ハム風干物は通常の干物と同じように天然ぶりを一定期間 塩漬けにしたあと 氷水に漬け込み低温熟成させることで生ハム風になるのだそうです。
糠ぶりスライスは寒ブリを米糠に1年以上漬け込み熟成発酵。
腹は脂多めのこってり濃厚な味ですが、
背は脂少なめ あっさり魚本来の旨味が堪能できると味をコントロールして作られています。
\つりやさんはふるさと納税にも登場しています/
つりや ひみ番屋街店
・糠ぶりスライス
背
(1740円)
・氷見寒ぶりハム
(2040円)
・糠ぶりスライス
トロ
(2240円)
※※オンラインショップにて販売
※数に限りがあります
・天然ぶりカマの干物
※ひみ岸壁市場のみ販売(11月中旬〜1月下旬製造販売)
※数に限りがあります
➡公式サイト
家庭で焼かずにサクッとできる干物アレンジレシピ3選
・グリルを洗うのが面倒
・部屋に魚のニオイがつくのがイヤ
そんなお悩みも解決しちゃう焼かない!におわない!家庭でできる超簡単アレンジレシピを紹介
タラとわかめのスープレシピ
作り方は簡単で、
タラの干物をちぎって ワカメと和風だしと合わせて煮るだけ!
ニシンのコチュジャン煮込みレシピ
ニシンの干物は脂が多く旨味も濃厚で煮込みに向いているのだそう。
作り方はこちらも簡単で
ニンニク・醤油・コチュジャンなどで20分ほど煮込むだけです。
マグロのみりん干し炊き込みご飯レシピ
炊飯器に昆布・山椒・マグロのみりん干しを入れて米と一緒に炊飯するだけ!
山椒や生姜を入れたほうが臭みがないのでオススメとのことです。

アレンジレシピを試食したマツコさんも生のお魚なら下処理とか大変だけど干物なら切って入れれば良いから簡単との感想でした。

マツコの知らない世界では日差しの強い夏に欠かせない最新の日傘も紹介しています。
よろしければ合わせてご覧ください♪
おさらい
今日のマツコの知らない世界で特集された干物について紹介しました。
以下、さくっとおさらいです。
干物の世界
日本最高峰の干物
・西秀商店の干物
・吉池 本店
全国の名店が集結!概念が変わる進化系4選
・小田原屋
・干物屋ふじま
・アタラシイヒモノ
・北田水産 築地魚河岸店
絶品生ハム風干物!富山県の進化系干物屋さん3選
・愛場商店
・柿太水産
・つりや ひみ番屋街店
魚を塩水に漬けたあと乾燥させ旨味を凝縮された保存食である干物は かつて日本の食卓の主役でした。
しかし、いま魚食の中でも特に干物など焼き魚の消費が著しく減っているのだそう。
さらに現代人の濃い味嗜好の食文化も干物離れを加速し素材の味を楽しむ文化が衰退気味に。
そんな今、伝統ある職人の技と最新技術が融合した進化系絶品干物が続々と誕生しています。
今回、この干物の世界を教えてくれたのは週4日市場に通う江戸料理研究家のうすいはなこさんでした。
干物本を出版すると世界で評価され料理本のアカデミー賞である2021年グルマン世界料理本大賞 Fish&Seafood 部門グランプリを受賞!
うすいさんが厳選した お酒と相性抜群の富山県の超進化系干物など伝統と最新技術が生み出す全国の絶品干物から家庭ですぐにできるニオイも気にならない干物レシピまで!
すぐに食べたくなる最前線の干物が大集結しました。
マツコさんも
「昔の干物を食べてきた人間からすると別物」
「今まで食べた中で一番美味しい」
と悶絶されていて、見ているだけで美味しそうなのが伝わってきました。
ちなみに今回マツコの知らない世界にて紹介された干物は、9/10から9/16まで麻布台ヒルズマーケットにて販売される予定だそうですよ。
気になるグルメはありましたか?
おいしい魚を食べたくなったときの参考にしていただければ、幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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